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統合失調症

Schizophrenia

統合失調症|調布駅の心療内科・精神科・メンタルクリニック|調布聖美会クリニック

統合失調症

Schizophrenia

統合失調症

統合失調症は、実際にはない悪口などが聴こえる幻聴や、嫌がらせがないのにあると確信してしまう妄想などの症状が起こる病気です。治療を受けないと長い経過をたどることがありますが、新しい薬や治療法の開発が進んだことにより、多くの患者様に長期的な回復を期待できるようになっています。
統合失調症は多くは思春期から青年期に発症します。生涯のうちに統合失調症を発症する人は100人に1人弱で少なくない身近な病気といえます。
統合失調症は、数日で突然発症する場合もあれば、数か月または何年もかけて徐々に発症する場合もあります。ときに、落ち着きのなさ、うつ、不安、集中力低下といった軽い症状が先行する場合があり、前駆症状と呼ばれています。このような症状が統合失調症の始まりと認識できる場合もありますが、後になって初めて前駆症状と判明する場合もあります。
統合失調症の症状の重さや経過はさまざまですが、人間関係や仕事、身の回りのことをする能力に支障をきたすことがあります。経過はさまざまですが、発症早期の治療が重要であることが確かめられており、早期に治療を受けることが勧められます。
しかしながら、統合失調症では、本人が病気であることを自覚しないことがしばしばあり、そのために治療開始が遅れたり、治療が中断して、その間に症状が重くなってしまうことがあります。

統合失調症の原因

統合失調症の原因

統合失調症の原因は正確には解明されていませんが、統合失調症になりやすい要因をもっている人が、人間関係のさまざまなストレス、就職、結婚など人生の転機で経験する緊張がきっかけとなり、発症することが示唆されています。抗精神病薬が効果を示すことからも、根本的には脳の働きの障害であり、養育環境が悪いからとか、不健全な精神保健環境が原因で起こるのではありません。
統合失調症の幻覚や妄想に対しては、抗精神病薬が有効です。さまざまな抗精神病薬の作用で共通しているのは、神経伝達物質の一つであるドーパミンを介した情報伝達をブロックする作用であることがわかっています。このような抗精神病薬に共通する作用から、統合失調症ではドーパミンを介した神経の働きが過剰になり、幻覚や妄想が生じるというドーパミン仮説が考えられています。さらに、ドーパミン神経は、周りから際立って注意を惹く対象 (セイリエンス) を認知する働きを担っていることから、抗精神病薬がドーパミン神経系の働きを調整することによって、異常な際立ちを改善し、幻覚や妄想は消えるという仮説(セイリエンス仮説)が提唱されています。

統合失調症の主な症状

  • 周囲の人や音が気になって仕方がない
  • 周りの人が自分の悪口を言う
  • 誰もいないのに声が聞こえる
  • 確かに声がするのに、周りの人は否定する
  • 疑い深くなった
  • 考えがまとまらない
  • 世の中の様子がおかしいと感じる

統合失調症の治療

統合失調症の治療

統合失調症では、薬物療法と心理社会的な治療を組み合わせて行います。
幻覚、妄想、思考の障害などの症状には、抗精神病薬が有効です。統合失調症は再発を繰り返すことが多い病気で、しばらく症状が安定しているからといって自己判断で薬の量を減らしたり中止したりすると、やがて症状が再発して重症化のリスクが高くなります。したがって、急性の症状が治まっても、抗精神病薬を継続して服用することで、再発の防ぐ維持療法を行います。抗精神病薬には、眠気、筋肉のこわばり、ふるえ、体重増加などの副作用が認められることがあるので副作用も評価しながら治療を進めます。
心理社会的な治療としては、精神療法やリハビリテーションが含まれ、病気の自己管理の方法を身につけ、社会生活機能のレベル低下を防ぐ訓練などを行います。就労支援などの社会的サポートも重要です。病状や生活の状態に合わせて、さまざまな方法が用いられます。