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適応障害・不眠症

Adjustment disorder / Insomnia

適応障害・不眠症|調布駅の心療内科・精神科・メンタルクリニック|調布聖美会クリニック

適応障害

適応障害

誰でも人間関係や仕事上の問題、家庭の問題などでストレスを感じると、心理面、身体面、行動面で変化が生じます。このような変化をストレス反応と呼びます。ストレスに対する反応が強く、ご本人の日常生活が大きく損なわれる場合には、ストレス関連障害として医療の対象となることがあります。
ストレス関連障害には、トラウマ(心的外傷)になるような圧倒的で恐ろしい出来事(例えば暴力や事故など)を経験した直後から一か月間程度続く急性ストレス障害、一か月以上と長く続く心的外傷後ストレス障害(PTSD)があります。
ストレス因が、仕事や経済上の挫折、恋愛関係や友人関係のトラブルなど、必ずしも圧倒的で命を脅かすような出来事ではない場合でも、困ったり、悲しくなったりします。ストレス因は単一の独立した出来事のことも、複数のことも、持続的問題のことがあります。例えば、どうしても合わない仕事、どうしても合わない人間関係など。このようなストレスを経験して、気分が落ち込んだり、不安を感じたり、夜眠れなくなったりすることはあるでしょう。このように、トラウマ(心的外傷)になるような圧倒的で恐ろしい出来事でなくても、日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身に様々な症状が現れて支障をきたす状態が適応障害です。
適応障害は、ストレスに対する反応であり、症状はストレスが生じてから3か月以内に出現し、情緒面や行動面で多彩な症状がみられます。うつ病と似たような気分の落ち込みが認められますが、ストレスの経験が先行して、そのストレスが解決すると症状は次第に改善する点が異なります。
適応障害の症状としてはうつ状態が認められることが多くあります。適応障害によるうつ状態からうつ病に移行することが時にあります。

適応障害の原因

適応障害は、ストレス関連障害の一つであり、ストレスに対する反応として生じます。

適応障害の主な症状

  • ストレスを感じる
  • 気分が落ち込む
  • 不安が強い
  • 眠れない
  • 頭痛
  • 肩がこる
  • 欠勤が増えた

適応障害の治療

適応障害の治療

適応障害はストレスに対する反応として生じた障害ですから、治療としては、ストレスを取り除くまたはストレスから遠ざかることが大切です。例えば、職場のストレスによる場合は、休職をして職場環境から一度離れる、友人関係や恋愛関係がうまくいかない場合には、うまくいかない人との距離を取るなどがこれにあたります。
しかしながらストレス因子から簡単には離れられない、自分の意志ではストレス環境を変えられない場合は、本人がその環境に合わせて行動や意識を変えて適応する力、ストレス対処能力を高める方法があります。その場合は、ご本人が抱えているストレスやそれによって引き起こされる症状について整理して解決方法を見出したり、ストレスの捉え方を修正したり対応の仕方を変えて気分のコントールを図る方法が勧められます。
不安、不眠、抑うつなどの症状を治療するために薬剤を処方することもあります。

不眠症

不眠症

誰でも、心配事がある時や旅行先などいつもと違う場所では眠れなくなることがあります。心配事が無くなる、自宅に戻ると通常は数日から数週のうちに眠れるようになりますが、時に不眠が長く続くことがあります。夜の睡眠が妨げられると、日中に眠くなり、集中力が低下して、さまざまな日中の活動に支障をきたします。このように、夜間の不眠が長く続き、日中に心や身体の不調をきたして生活に支障が生じた時、不眠症と診断されます。
不眠症には、寝つきの悪い入眠障害、入眠はできても何度も目が覚める中途覚醒、朝早くから目が覚めてしまう早朝覚醒、ぐっすり眠れたという満足が得られない熟眠障害などがあります。
日本人の睡眠時間は平均して7時間程度ですが、それよりも短い睡眠で足りる人もいれば、もっと長く眠らないと足りない人もいます。不眠症は睡眠時間だけではなく、日中に不調が出現することが問題とされています。
わが国では、5人に1人に何らかの不眠があるという調査結果があります。また加齢とともに不眠は増加し、60歳以上の方では約3人に一人が睡眠の問題を持っているといわれています。

不眠症の原因

不眠症はさまざまな原因によっておこります。
就寝・起床時刻が不規則で一定しない、深夜に運動をする、夜にカフェイン入り飲みものを飲むなどの習慣は不眠症の原因になります。現代は24時間社会といわれるほどで昼夜の区別がなくなって生活のリズムが乱れがちです。交替制勤務などによって体内リズムが乱れると不眠を招きます。
うつ病などの気分障害、適応障害、不安障害、物質乱用などさまざまな心の病気も不眠の原因になります。したがって、不眠が主な悩みであっても、それが他の心の病気の症状として表れているのかどうか診断することがとても大切です。
高血圧、心臓病、呼吸器疾患、前立腺肥大などさまざまな身体の病気でも不眠が生じます。また睡眠時無呼吸症候群やムズムズ脚症候群など、睡眠に伴って呼吸異常や四肢の異常運動が出現するために睡眠が妨げられる場合もあります。

不眠症の主な症状

  • 眠ろうとしても眠れない
  • 日中に眠気がある
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 朝早すぎる時間に目が覚める
  • よく寝たはずなのに眠った気がしない
  • 長時間眠っても疲れが取れない
  • 寝ている間に叫んでしまう、バタバタしてしまう

不眠症の治療

不眠症の治療

不眠症の治療は、その原因によって異なります。他の病気が原因で不眠がある場合は、その病気を治療すること自体が不眠の改善につながります。とくにうつ病では不眠の治療だけをしていては治療になりません。うつ病を治療する必要があります。
不眠が軽度であれば、一般的な対策で十分な可能性があります。具体的には以下の対処法があります。

  • 規則的な睡眠-覚醒リズムを作るために就寝時間と起床時間を一定にする
  • 就寝前の日課を作り行動パターンを決めて眠る気分を整える
  • 寝室、寝床は主に寝るためだけに使用する
  • 日中適度の運動をする
  • 寝る前にリラックスする
  • 睡眠の妨げになるアルコールやカフェインなど飲食物を避ける
  • 睡眠時間にこだわりすぎないようにする
  • 日中光を浴びることによって、睡眠-覚醒リズムの体内時計を調整する

睡眠障害が日常生活に支障をきたし、健康感が損なわれている場合には睡眠薬が処方されることがあります。最近の睡眠薬は、連続して服用しても効果を失わず、依存性、習慣性をもたらさず、また離脱症状を起こさずに長期間使用できるものが開発されています。過剰摂取した場合の危険性もそれほど高くないものが主に処方されるようになっています。
処方せんなしで購入できる市販の睡眠薬もありますが、市販の睡眠薬は処方薬より安全性が劣る可能性があり長期に使用することは勧められません。